ボローニャの空港を出発して、ホテルへ向かいます。海外イタリアのレンタカー走行は驚きの連続!無事ホテルに到着できるのか?!
イタリアドライブでレンティングカーズスタッフが驚いたことを、個人の主観を元にご紹介します!
※この記事は2018年5月の情報を元にしています。現在の情報とは異なる可能性がありますのでご了承ください。
目次
3.車線上に3台
4.運転がうまい
ボローニャの空港からイタリアの公道に出て真っ先に感じたのは、「この感覚、日本で運転している時と同じ」でした。
アメリカ本土やハワイでのレンタカー経験から、海外の道路は広くて、ゆったりしていて・・・と思いこんでいましたが、イタリアは、そう、東京都心の住宅街と似ています。
住宅街、市内中心街、狭い路地にぎりぎり一車線分しかなさそうな駐車場など、普段日本で見慣れている姿ととてもよく似ていました。走っている車も、FIAT500など小型車が目につきました。コンパクトカーが多いのも頷ける狭さです。
写真の車一台分の幅の下り坂の行く先は、なんと地下駐車場。
始めのうちは鋭角に曲がることやバックで出てくることなど到底できなかったレンティングカーズスタッフは、ホテルのスタッフさんにレンタカーを出し入れしてもらっていました。車一台分の狭い道を(しかも坂道!)地下の駐車場からバックで登ってスムーズにレンタカーを出すイタリア人のドライビングテクニック!
私のレンタカー以外の車にはウインカーはついていないと、本気で思っていました。それくらいウインカーを出さない車が多かったのです。
もちろんすべての車にウインカーは装備されているのですが、ウインカーを出さないで走る車たちと、それをスイスイよける車たちの多いこと。それでも事故にならない地元イタリアの人たち。息があっています。
大渋滞で車が動いて止まり、動いて止まりの状態だった時のこと。ラウンドアバウト(信号のない円形の交差点)を出てふとバックミラーを見たら、違和感が。もう一度ミラーを見てから、後ろを振り返ってみたら、レンティングカーズスタッフが運転するレンタカーの後ろになぜか車が横に3列に並んでいる?!
右端の車は路肩走行、左端の車は隣の車線にかぶっていました。友達同士か?!と思ったけどどうも違う。しばらくして一台ずつに戻りましたが、もしも私がされていたら最後尾に自分から行ったでしょう。
フェラーリ、マセラティ、アルファロメオ、ランボルギーニ・・・と名だたる名車の国、イタリア。
イタリアのみなさんは感心するほど運転がうまい!高速道路ではスピードを出す車は多いですが、ゆっくり走る車があおられることもなく安心してレンタカードライブができました。車線ごとに流れが整っていてとても走りやすかったです。
渋滞中の車線に横道から割り込む場合、「逆車線の流れを止めてしまうから、もう少し待とう」なんていう仏心は不要です。車間があってもなくても地元イタリアのみなさん車を頭から突っ込んで、逆車線の流れを止めます。割り込まれた車も慣れたものなのか「はいはい、どうぞ」と入れてくれます。というよりも、こうやって入れて!!アピールを車全体でしないと永遠に割り込めません。
イタリアのレンタカードライブの最初の頃は遠慮していつまでも入れてくれるのを待っていたら、後ろの車が業を煮やしてレンティングカーズスタッフが運転するレンタカーを追い越して逆斜線に突っ込んでいったこともあります。
そっか!あれでいいのか!と真似をして、レンティングカーズスタッフも勇気を出して車の頭をいれ、逆車線の車に対して「みんなー!入れてねー、お願いしまーす!」とばかり手を振っていたら、周囲の車がみんな手で行け!という合図をして入れてくれました。
その後はどんな渋滞でも地元イタリアのひとたちのように度胸で走っていました。
高速道路も一般道も舗装されていて走りやすかった!もちろん、道路上にぼこっと穴が開いていることもありましたが、これは日本だって同じです。
路上の片側はずらっと駐車場になっていたり、車が止まっていたりします。ヨーロッパではよく見かけるこの光景、日本人には天敵の縦列駐車の出番です。
地元イタリアの人たちはスイスイ出し入れしていました。イタリア旅行中に縦列駐車のスキルを磨いて日本に帰国してから自慢しましょう。
街の中心などに行くと路上駐車していい場所は色別に区分けされています。
白線の場合:基本無料ですが、時間制限がある場合があります。時間制限がある場合は「1時間」のように制限時間が書かれた標識が近くにあります。
黄色の場合:駐車禁止です。住民などの登録車両や優先車両用ですので絶対に駐車しないようにしてください。
青線の場合:有料です。近くに看板と券売機があるので必ず確認しましょう。無料時間帯がある場合もあります。
20セント以上のコインのみ利用可能、など小銭が必要になります。手持ちの小銭がない場合は近隣のショップで買い物をして小銭に崩しましょう。
ー 青線の駐車スペースを利用してみた! ー
投入金額によって駐車可能な時間が決まるパーキングチケットは、使える硬貨の種類が限られている場合があります。
例えばマラネロのフェラーリ博物館の駐車場にある券売機は、20セント以上のコインのみ利用可能で、1ユーロコインで1時間分。
1ユーロのコインを入れ、確定ボタンを押すとチケットが出ます。そのチケットを車のダッシュボード上など外から見てわかる場所に置いておきましょう。
イタリアのパーキングチケットのシステムは日本と似ていますが、全く同じではありません。
イタリアの有料駐車場利用が初めてだったレンティングカーズスタッフは、周りの人がなにやら白い紙をもってきては車内に置く様子をしばらく観察しました。どうやらパーキングチケットだろうと思ったので周囲を見回していると赤いポストのような形をした物の前で何かしている人が見えました。
走って行って「スクージ!クワントコスタ?」(すみません、いくらですか?)といきなり片言すぎる驚きのイタリア語で話しかけたのに、とっても親切に自分の1ユーロコインを見せてくれて、自分の腕時計を指して、指で1を見せてくれました。
あ!1ユーロで1時間だ!!とわかったので買うことが出来ました。イタリア人の優しさに感激!
初めてイタリアの高速道路を走行した時にICやサービスエリアからの本線合流時に気づいたことです。
日本国内の高速道路では走行時に侵入する側はスムースに合流するように加速をし、走行中側は車線変更してくれたり減速してくれたりします。混雑時などは合流道路にて減速してタイミングをはかります。
イタリアでは本線走行車はスピードを落とさずびゅんびゅん走り続けます。そのため侵入する側のタイミングが合わないと入れない!
後方確認をしてこの距離なら行ける!と合流したのですが、借りたレンタカーが排気量の小さい車両というのもあり、最大にアクセル踏んでいても想定より加速できませんでした。それでも「日本のように後続車が車線変更したり、減速してくれる」だろうと思っていたいました。
しかし、走行車はすごい勢いで近づいて来てほとんど同じ車線上を通過していきました。かなり怒ってたと思います。ごめんなさい。
その時は「なんで!?自分が隣によければいいじゃん!」と憤慨しましたが、合流する車を注意深く見ていると、侵入側が走行車線が十分に空くまでほぼ停止状態で待っていることに気づきました。
郷に入っては郷に従えです。その後はイタリア式合流しました。
日本で普段運転している方、特に大都市で普段運転している方ならイタリアでも運転は楽しめると思います。
綺麗なイタリアの街並みを楽しみながらドライブするのは本当に気持ちいいですよ。ぜひイタリアレンタカーにチャレンジしてください。
次回は、【イタリアの高速道路|ガソリン入れてみた編】です。お楽しみに!
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