目次
1.青森: 不老不死温泉
2.和歌山:世界遺産つぼ湯
3.和歌山:川湯温泉露天風呂
4.愛媛:道後温泉
5.鹿児島 砂むし温泉
〒038-2327 青森県西津軽郡深浦町大字舮作字下清滝15
無料駐車場あり
秋田自動車道の能代南ICから国道101号線で約1時間半。青森県まで自走して疲れた体を休めるにはやっぱり温泉。
日本海を望む「黄金岬」に建っているのが不老不死温泉です。その名の通り夕暮れ時には黄金色に染まります。
ここの目玉はなんといっても海岸のすぐそばに作られた露天風呂!目の前が海です。本当に目の前。ゆったり浸かっていると境目がわからなくなって海に入っているような気分になります。
露天風呂は泊り客だけでなく日帰り客も利用できるのですが、ここまで来たならぜひ宿泊してください。美しい日の入りを露天風呂で楽しめるのは宿泊客だけの特典だからです。
露天風呂の営業時間ですが、日帰り客は16時までしか利用できないため日の入り前に帰っていきます。そこからは宿泊客だけで独占!
日の入り前の一時間くらい前からスタンバイ。お風呂のへりに腰かけて涼しい海風に吹かれながら待っていました。他のお客様たちも皆さん同じようにおしゃべりしながら。待つ時間も贅沢のうちです。
お湯は鉄分が多く赤褐色をしています。
夕暮れ時、太陽がはるかかなたの水平線上にどんどん沈んで近づいていくにつれ、海面に反射する太陽の黄金色の光が伸びて、お風呂にいる自分に向かってまっすぐ向かってきます。
辺り一面オレンジ色!海も空も温泉も自分も同じ色に染まっていきます。自分もオレンジ色!
水平線の下に太陽が沈むまでの数分間、息をのむ美しさに声を忘れてひたすら眺めていました。
露天風呂は大きな混浴用と女性専用に分かれていて、男女とも着替える場所も併設されています。
女性専用は混浴に比べると小さめで、外から見えないように周りが囲まれているので、開放感あふれる絶景を楽しみたい方はぜひ混浴へ!
「ええ?女性だから混浴はちょっと・・・」という方は、お風呂へ向かうドアの横で湯あみ着が販売されていますのでぜひ購入してください。それを着て入ることができます。お風呂の赤褐色が染みて、赤っぽく染まります。
私は早起きして朝も露天風呂を堪能しました。ぜひ一度体験してみてください!
〒647-1732 和歌山県田辺市本宮町本宮 湯の峰 110
無料駐車場あり
世界遺産の温泉、しかも入浴できるのをご存知でしょうか?
そんな恐れ多い温泉が和歌山県にあります。伊勢志摩方面から国道42号をひたすら走り、新宮市から国道168号線を約40分。
周囲を濃い緑色の山々に囲まれ、深呼吸&熊野川と並走しながら走ると湯の峰温泉へ。
細い道路を登っていくと、温泉街の中心あたりに湯の峰温泉公衆浴場の文字が見えてきます。天然岩でできているつぼ湯を囲った板の小さな小屋が目印です。
公衆浴場もありますが、ここはぜひつぼ湯へ。
つぼ湯内に書かれていた「小栗判官と照手姫伝説」によると、追手から逃げる途中、小栗判官が重い病を湯に浸かって癒した、とされているそうで、世界遺産にも登録されている岩風呂です。
1日のうちに7回湯の色が変化すると言われています。
つぼ湯は30分の交代制で貸切利用となります。まず入浴可能時間を確認してから料金を支払ってください。混雑時には待つでしょう。
私の時は前に1組入浴中の方がいたので料金所の方とお話ししたり周りを歩いたりして時間をつぶしました。
自分の時間が来たら橋を渡って小屋へ向かいます。小屋の中は靴を脱ぎ入ります。すぐ横に小さな着替え場所があります。体を洗う場所も小さいですがあります。
床は岩なので気を付けてくださいね。
つぼ湯のすぐ横には川が流れていて、入浴しながらせせらぎが聞こえてきます!
つぼ湯自体は、大人が2人くらいでいっぱいになりそうな大きさの奥が深くくびれた窪みで、足元は砂みたいになっていて、浸かっていると下からどんどん熱いお湯が沸いてきます。
放っておくとそのままつぼ内で茹で上がるので、横に設置されているかき混ぜ棒や、水道の足し水をしながら温度を調整して貸切時間を楽しみましょう。
色が変わるか楽しみでチェックしましたが、初め青白いお湯の色が心なしか白っぽくなっていったような・・
時間とタイミングを合わせてぜひ世界遺産に浸かってみてください!
つぼ湯からレンタカーで約10分程度
無料駐車場あり
つぼ湯から車で約10分ほどの場所にある川湯温泉。
熊野川の支流である大塔川の川底からは、絶えず70度以上の源泉が湧き出しています。源泉と川の水が混ざってちょうどいい温度の温泉になり、石を掘ったりせき止めたりして自分のためだけの露天風呂を作ることができます。
私の宿泊した宿では、宿泊客用の川湯露天風呂がありました。
もちろんあらかじめ掘ってあって、下から湧き出る源泉と川の流れが混ざるように作られていていい湯加減でした。
しかし、私はどうしてもマイ露天風呂を掘りたかったので宿の方に相談し、スコップをレンタル。
この時点で脳内では頭に白いタオルを乗せて川の流れをながめながらマイ温泉を独り占めしている映像が完成しています。このために東京からわざわざ水着を持参してきた!
よし!っと、宿の方のお勧めの場所を掘・・・ろうと、一刺ししたところで石のあまりの重たさに脱落。
私の体がすっぽり入る大きさまで掘るには半日はかかりそうだったので、足が入るサイズまで(意思弱すぎ)頑張って掘って足湯で終了しました。(水着無駄)
川湯は1年中掘って入ることができます。水着を忘れないでくださいね。
私のように挫折した方でも、12月から2月末までは「仙人風呂」と呼ばれる巨大な露天風呂を無料で楽しむことができるそうです。
ぜひ川湯“マイ露天風呂”体験を!
〒790-0842 愛媛県松山市道後湯之町5番6号
有料・無料駐車場あり
※2020年7月現在:神の湯のみ営業中(道後温泉保存修理中)
松山自動車道の松山ICから国道33号線経由で約20分。湯築城のある道後公園の奥に入り口があります。
市営駐車場もありますが、徒歩圏内の宿に泊まる場合は宿の駐車場を利用しましょう。
日本最古と言われる道後温泉。
傷ついた白鷺が傷を癒したことで発見され、病人は病が癒え、聖徳太子も愛した!とされる歴史のある温泉です。
テレビや雑誌で一度は目にしたことがあるはずの、重厚な造りで趣のある木造瓦葺きの道後温泉本館は、国の重要文化財でありながら入浴することができます。
本館内は、神の湯、霊の湯(たまのゆ)、休憩室、皇室専用の又新殿(ゆうしんでん)があります。(2020年7月現在は神の湯のみ営業中(道後温泉保存修理中)
又新殿はぜひ拝観料を支払ってでも見学してください。天皇陛下だけがお使いになられたお部屋や、浴槽、警護の人のお部屋などが綺麗に残されています。
天井は桐の二枚重ねで出来ていて槍も通さないそうです。
個室利用がおすすめ
入浴だけでも面白いのですが、ここまでやって来たら個室の休憩室利用がおすすめです!
ここはぜひ入浴と個室がセットになったプランを購入してください。
個室数は限られているので混雑している場合は待つ必要があります。私が利用した際は初回訪問時はすぐに通してもらえましたが、2回目は利用可能時間まで1時間ほどあったので、周辺のお土産やさんなどをうろちょろして時間をつぶしました。
時間にあわせて本館に戻ると仲居さんのような案内係の方がお部屋まで案内してくださいます。
本館内は木造で、木の階段を上り下りして浴室や休憩室を行き来します。
どこもかしこも歴史を感じるのでぜひあちこちきょろきょろ・・・
案内された個室で説明を受けましょう。
大人2名くらいでちょうどいい畳の小さなお部屋で、障子を開けると周辺のにぎやかな街を見下ろすことができます。
気分は竹久夢二のモデル。
個室なので浴衣に着替えてから入浴できるので女性も安心ですし、お風呂上りの火照った体も冷やすことができます。
温泉
本館には神の湯、霊の湯の趣の異なった2つの温泉があり、それぞれ男湯と女湯にわかれています。霊の湯の方が少し小さめですが大理石でできていて豪華な感じがします。
せっかくなので売店で温泉タオルを購入してださい。道後温泉オリジナルで道後温泉のシンボル白鷺と湯玉が描かれていていい記念になりますよ!
お風呂上りにくつろいでいるとお部屋までお茶と坊ちゃんだんごを持ってきてくれます。
浴衣を着て、うちわを仰ぎながら、おだんごを食べて、個室の窓から外を眺めながら涼しむ贅沢を!
砂むし会館 砂楽 鹿児島県指宿市湯の浜5-25-18
無料駐車場あり
鹿児島市方面からの場合は国道226号線で南下して指宿へ。
真っ黒な砂に埋もれる、というイメージの指宿名物砂むし風呂を気軽に楽しむことができます。
世界でも珍しい海岸に沸く温泉で温められた砂を利用して、体を埋めたくさん汗をかくことと砂の重さが圧となって、デトックス効果いっぱい&血流もアップ!と聞けば否が応でも期待値があがります。
館内に入ったら受付で料金を支払い浴衣をレンタルしますが、この時必ずタオルを買ってください。(または要持参)
浴衣に着替えたら案内に従い海岸に降りていきます。屋根がある全天候型で一年中入ることができます。
砂は少し黒っぽくて、どちらかというと大粒に見えます。
砂の中に温泉が湧いているせいか足元が温かいので、足先を砂の中に入れてみたり、周りをチェックしてみました。波打ち際が湯気で煙っている!?
ここには「砂かけさん」というプロフェッショナルの砂をかける人がいます。
砂かけさんが来てくれて、挨拶すると、砂をならしたり不思議な間隔で穴を掘ったりし始めました。
「ここに頭で寝ころんでください」と言われるまま仰向けで寝ころぶと、あーら不思議!頭、背中、腰、お尻部分がくぼみにぴったりフィット!なぜわかる?!?なぜ??
そして、この時に例のタオルが登場し顔周りに砂除けとして役立ちます。
タオルを髪の毛を守るようにほおかむりしてよっこらしょと寝ころんだら、足元からものすごい勢いで砂をかけられ始めました。
重い!! そして熱い。 下半身がすっぽり砂で覆われた状態で、すでに熱い。
よく考えたら、私は岩盤風呂やサウナのような、蒸し暑く熱気で呼吸がしにくい場所がものすごく苦手だったんだった・・・と思い出して後悔しましたが、すでに砂の重さで動くことが出来ません。
「痛いところなどありませんか?」と声をかけられたのですが、痛くはないけど重い。
重さで自力では動けないと思ったら少しパニックになってきました。
あかん、暑すぎる、重いよー、でもせっかくはるばるこのために来たのに、でも重い、でもせっかくお金も払ったし、でも重い、とぐるぐる30秒くらい悩んだ挙句、「すみません!出ます!」と砂むし風呂選手権をリタイヤしました。(まだ砂に全部埋まってないのに)
指宿砂むし風呂史上最短ギブアップ&最弱賞は私でしょう。
通常は15分前後の方が多いそうで、たったそれだけで普通に入浴するよりも3-4倍の発汗作用があるそうです!
砂むし風呂体験をしてすっきりしたら、館内のお風呂で汗を流すことができますので安心してください。
私は一瞬の体験でしたが、浴衣は汗でびっしょりと濡れたほどです。再チャレンジにいどみたい。
レンタカーで日本全国自由に移動!少しくらい荷物が増えても気になりません。自分で行きたいところに行きたい時に行けるのが醍醐味です。
次の旅は、レンタカーで温泉巡りへ!
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